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クラス会だより

茶道部和朗会報告

  • 2018年02月06日(火)

茶道部の歴史は昭和10(1935)年に創部、国文学国語学科の故廣浜文雄先生のお導きにより、昭和45(1970)年11月に裏千家鵬雲斎大宗匠をお迎えし、茶道部の在学生・OBGの会に「和朗会」とご命名たまわり、部員並びにOBG一同その名を汚さぬよう努めている。

初釜について

平成30年初釜は1月21日(日)、前日が大寒で記録的な低温が続くなか母校・和朗亭で開催され、最遠方は北海道からの参加者を含む17名のOBGは、部員3名が一丸となった「おもてなし」をいただいた。

待合の香煎に癒され、席には本山宗美師範(大26国)の心のこもった蓬莱山飾りに感激の席入り、見事な初炭点前、香合は戌で山口前師範よりの戴きものと披露されて感激。初釜恒例の葩餅は二福堂製、濃茶は嶋台に加えてOBG寄贈の茶碗で提供され、引続き心尽くしのお膳に毎回楽しみの雑煮は美味で八寸は数の子とナマスと手を尽くしたもてなしに布目(大10印) 以下連客は時を忘れ、引き続き待合へ。銅鑼による案内で薄茶席へ移り、鵬雲斎大宗匠より拝受の曙棗に茶杓は大徳寺三玄院大眞老師の「和朗」、青竹の蓋置はOGの手作り、歴代のOBGの記憶に残る茶碗が数茶碗として供され、過ぎ去りし青春真只中の話題で沸騰した。

師範より現部員3名のうち2名は今春卒業、新しい部員の確保に顧問先生と努めているが、いずこも部活動離れが著しいとの現状の話があり、ご苦労に言葉が無かった。加えて布目会長より後進に道を譲りたい旨の話があり、発足よりの導きに謝意を表し懸案となった。

和朗会47回総会

総会は平成29年11月19日(日)、京の紅葉の映える「白河院」にて、本山師範並びに部員3名の協力のもと15名のOBGが出席。鵬雲斎宗匠より拝受の「おふみ」を床に、OBGで持寄りの道具、松山OB(大10露)の心くばりの時節を語る菓子「やまよそ」亀山良永製で、点前は部員並びにN君と続いた。名園の晩秋を愛でながら一碗を喫し、美麗な京料理の会席に日本の良さを感じ、OB提供の干支色紙は阿弥陀籤で運不運が決まった。
次回総会は、平成30年11月18日(日)に地下鉄蹴上駅近くの交通利便な同じ「白河院」での開催と決まり、再会を約して散会となった。
(大12朝 中村博 記)

 

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