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支部だより

バリデーション研修会に参加 2016.08.13

平成28年8月13日(土)、天理教神奈川教務支庁主催の「バリデーション研修会」に神奈川支部より2名が参加した。

そもそも「バリデーション」とは何か。その意味も解せず、最初はピンと来ぬこともあったが、当日の講師、関西福祉科学大学教授(臨床教育学博士)・都村尚子先生の「バリデーションへの誘い」と題した講演では、顔、手、身体全体を使っての話術にどんどん引き込まれていった。

バリデーションとは、認知症高齢者のすべての行動には意味があると考え、尊厳と共感をもってかかわるコミュニケーションの方法とのこと。認知症は単なる「ボケ」と異なり、時間・場所の認識があいまいとなり、それまで培ってきた様々な経験やそれを元に行われる予測・判断がうまく機能しなくなるといったことが中核症状となり、結果として不安、抑鬱、徘徊、興奮、不眠、異食、幻覚、妄想等の様々な周辺症状を引き起こす。ただし、バリデーションはこの中核症状に直接働き掛けるのではなく、そういった行動のみに焦点を当てるのでもない。バリデーションとは「自分の生きて来た価値、意味を確認する」ことにあると、都村先生は説かれる。

認知症高齢者とのコミュニケーションを通して感情レベルに訴える方法論、記憶障害、先見当識、先行失認、失語、そのBPSD(周辺症状)をよく理解することがいかに重要であるか。感情に蓋をしないこと。猫が猫である間にちゃんと向き合うこと、邪魔くさがらずに、僅か1~2分、時間を割いて感情のケアをすることが大事。無視された猫は虎になる。これまでの対応は、ややもすれば「はいはい。後でね」「先ずはお茶でも飲んで」と一時凌ぎの対応に終始してきたのではないか。なんとか残された人生を更に充実し、満足感に満ちたENDINGにしてあげたい。こんな思いからこのバリデーションを理路整然と形作り、より喜んでもらえる養護社会を推し進めようと日本全国を巡って居られる思いが滲み出た講演に感激した。(大12印 吉川)

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